山形小っちゃな魅力探訪~第6回~

「鳥上坂と歩む、老舗ワイナリー」

酒井ワイナリーさんの看板

今回、訪れたのは南陽市赤湯にある、酒井ワイナリーさん。

創業はなんと明治25年(1892年)。

県内では最も長い歴史を誇る、老舗ワイナリーなんです。

ワイナリーとしては珍しく、温泉街の中に位置していているのはそのため。

人が集まる街に店を構え、以来122年もの間、街と共にワインを造り続けています。

そのモットーは「ワインは農産物である」。

収穫した葡萄に余計な加工は施さず、葡萄が本来持つ風味をそのままワインにする。

それを為すための根幹が「テロワール」という考えにあります。

「テロワール」とはフランス語で土壌の意ですが、ワインの製造に関わる要因全てを表す概念としても使われます。

醸造法の他にも、葡萄を栽培する畑の性質、地形、気象、日照や水はけ人的要因など全てが葡萄の、そしてワインの出来に関わってくるのです。

同じ品種の葡萄を使っても、その葡萄が作られた畑が違えば、全く別のワインになってしまいます。

日本で言えば、お米やお茶で考えれば分かり易いかも知れません。

酒井ワイナリーで使われる葡萄は鳥上坂にある畑で取れたもの。

この土地で採れた葡萄を使ったワインを造り続けることが酒井ワイナリーさんが目指す「ワインは農産物である」の姿なのです。

酒井ワイナリーさん店内

さて、「鳥も上れぬ」という言葉から成り立つ鳥上坂。

「バッカスは丘を好む」というように、葡萄は丘陵地で作るのが良いとされていますが、その昔は米沢街道随一の難所と言わしめた急勾配が続きます。

そのため機械を入れることが出来ず、作業は人の手。苦労して大切に育て上げた葡萄を使ったワインは、鳥上坂だからこそ出せる味わいを持っています。

上の写真は南陽産ラウェア種を100%使った白ワイン「小姫」。

辛口はレモンのような爽やかな味わい、甘口は葡萄のふくよかな香り漂う美味しいワインです。

他にも看板銘柄の「バーダップ赤・白」や葡萄ストレート100%のジュース「蟻葡萄原液」などを取り揃え、赤湯温泉名産の品なども扱っています。

南陽にお越しの際には、是非立ち寄ってみてはいかがでしょうか?

小姫

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